9月に入り、少しずつ暑さも和らいできましたね。
とはいうものの、日中の日差しは、まだまだ夏の名残を感じさせます。
さて、9月15日に大分県社会福祉介護研修センターにてノーリフティング推進施設指定証交付式が開催されました。 https://okk.or.jp/training/2377/
そして、ロイヤル直川もノーリフティングケア先進施設(アドバンス)指定を受けることができました。https://www.pref.oita.jp/soshiki/12300/0002156675.html
ロイヤル直川では、2018年(平成30年)からノーリフティングケアに取り組み、今年で6年目となりました。
これまで、各研修を受講し職員のスキルアップを図るだけでなく、様々な方からのアドバイスを頂く中で試行錯誤しながら取り組んできました。先進施設指定を1つの目標としていたので、職員一同喜ばしく思っております。
また、大分県内で指定を受けている10施設の中で、社会福祉法人以外では初めての認定4となりました。
今後は、1つのモデルケースになれるように施設内での質向上だけでなく他事業所とも連携を取りながら県内のノーリフティングケアの普及促進に努めてまいりたいと思います。
ノーリフティングケアとは、 抱え上げない・持ち上げない・引きずらないを基本とし、介護者の負担軽減、腰痛予防に効果的であり介護者の身体を守るケア方法です。 同時に介護を受ける側のメリットとしてもケアの質向上だけでなく、力任せの介護による身体的・精神的な不安の軽減にもつながっています。
福祉用具の活用により、介助中に利用者様の表情を確認しながらコミュニケーションをとることができたり、人の力に頼った「力任せ」のケアにより、その強く速い外的刺激で介助される側の身体が緊張し、ケアを受けるごとに拘縮につながりやすくなりますが、力やテクニックに頼らない為、経験の少ない介護者でも使い方や手順を覚えれば安心感のある安全な介助が提供できます。
それにより介護する側、受ける側、双方にとって身体的・精神的な負担軽減につながり、人手不足の施設にも有効です。
また、介護用リフトは人の腕よりも広い面積で支えてくれるので安定しますし、緊張をほぐしてリラックスさせる効果があります。オーストラリアでは、立つことや歩くことなどいろいろな場面で、患者にも職員にも痛みや負担を引き起こさないように、リハビリにもリフトを取り入れることもあるそうです。
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