少しずつ山々が秋の衣を纏いはじめてきました。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
さて今日はロイヤルで行っているレクを少し、ご紹介いたします。
今回は漁師さんになっていただき、頭にねじり鉢巻き、魚に見立てたボールを投網ならぬ投げ輪で引きます。
ボールには得点が書いてあり、自分の手許までうまく引けたボールの得点で競います。
ランダムに置かれた大小様々な魚?の群れに盛大に網?を投げ込みます。
ポイントとしては図体が大きい、お邪魔ボールのクジラ?を避け、投げ輪の中にたくさん入る、
小さいボールのサンマ?やイワシ?を狙って投げ込みます。
網を投げ込んだ後は、網の中に入った魚が逃げないように慎重に手許まで引き寄せないといけません。
スタッフの心無い善意により、投げ輪は手作りでかなり細く作られており、簡単にボールは逃げてしまうような仕様にしてくれてますので
慎重な網さばきが必要です。私も以前、やってみたのですが、なかなか思ったように捕れず、利用者様に大きく負けてしまったので「今日は本気じゃなかった、次は本気だしますよ」と捨てゼリフを言って逃げました。
大漁の方には皆様、歓声を上げてその方を讃え、自分の番には真剣に網を投げておられました。
難しかったのですが、皆様楽しんでおられました。
続いてもう一つ、ボールすくいです。
2つの籠があり、一つにはボールがいっぱい入っています。
もう一つの籠は空っぽです。
ボールの入った籠から空の籠へ小さい手網ですくって移すゲームです。
制限時間があり、時間内に多く移せた方が優勝です。
とても単純なゲームなのですが、始めるとこれがとても難しいんです。
ボールはなぜかスタッフのお手製で大きさもボールなのに形までバラバラに作られており、全然うまくすくえないのです。
うまくすくえないので籠に移すのも大変です。
わざわざ不揃いなボールを作ってまで、このゲームを盛り上げようというスタッフの意気込みには頭が下がります。
そのスタッフの心意気に応えるべく私もゲームに参加してみました。
何としてでも勝ってスタッフからも利用者様からも「すごいですね!」と言われようと頑張りました。
結果、私が見事一番多くボールを移しました!
当然、スタッフから尊敬の視線を集め、賞賛されるのだろうと、結果に満足してその場に立っていたのですが、
スタッフからはなぜか「・・・すごいですね・・・」と明らかに心のこもっていない形式的な社交辞令しか返ってきませんでした。
それどころか「・・・空気が読めない・・・」というひそひそ声まで聞こえてくる始末です。
私ははじめから参加してなかったように優勝された方や準優勝の方の名前がスタッフから呼び上げられ、
私はがっくりと肩を落としてその場を立ち去りました。
つい感情的なブログになってしまいました。申し訳ありません。
普段、「動くのがよだきぃのよ」と言われる利用者様もゲームとなると頑張って痛いはずの身体を動かして熱中されます。
様々なレクを通じて会話が生まれ、笑顔が生まれます。
これからも利用者様に笑顔で楽しんでいただけるような施設を作りたいです。